InstagramやTikTokに投稿したいのに、また同じ料理の写真になってしまう。そんなときは、新メニューを探す前に、伝える切り口を変えてみましょう。一皿を『料理そのもの』『食べる場面』『つくる人』に分けると、撮影するものと書くことを整理できます。ここで紹介するのは投稿企画の考え方です。再生数や予約の増加を保証する方法ではありません。
1. 料理そのもの:おいしさを具体的な言葉にする
最初の切り口は、その一皿を選ぶ理由です。『絶品』『こだわり』だけで終わらせず、食感、香り、食べ方のどれか一つを選びます。例えば、パスタなら麺を持ち上げる手元やソースを絡める場面。写真なら、料理全体に加えて特徴が分かる一部分も残しておきます。
説明は厨房に確認した事実を使います。『注文後に仕上げる』『二人で分けやすい』なども、実際の提供方法や量に合う場合にだけ書きます。湯気や盛り付けを見せるために、提供を遅らせないことも大切です。撮影用の時間と一皿を事前に決め、通常営業への負担を抑えましょう。
2. 来店シーン:誰と、どんな時間に食べるのか
次は料理から少し引いて、テーブルや席の雰囲気を見せます。仕事帰りの夕食なのか、友人との食事なのか。届けたい場面を一つ決めると、同じ料理でも伝え方が変わります。『女子会におすすめ』だけより、『会話を楽しみながら料理を取り分ける時間』のように、過ごし方まで考えてみてください。
撮影は、空いている席でスタッフの手元を使う方法もあります。お客様が写る場合は、撮影と公開の了承を個別に確かめます。顔だけでなく会話、名札、予約表などの写り込みも確認。実際には提供していない演出や設備を、使えるように見せることは避けましょう。
3. つくる人:一つの仕事に込めた理由を聞く
三つ目は、仕込みや盛り付けの手元です。手順を全部説明する必要はありません。『最後に香りを足す理由は?』『初めて食べる方に伝えたいことは?』と、一つだけ聞きます。答えを短く添えると、見た目だけでは分からないお店の考えを伝えられます。
スタッフの出演は、顔出しを前提にしなくても構いません。本人が納得できる範囲で、手元と説明文だけでも企画できます。撮影のために衛生管理や作業動線を変えず、撮ってよい工程・場所を責任者と決めておくと、次回も準備しやすくなります。
撮る前に、3行のメモをつくる
例えば架空のパスタ投稿なら、次のように書きます。
料理:ソースが絡む様子を撮り、食感を一言で伝える。
来店シーン:二人席のテーブルを撮り、友人と過ごす夕食を紹介する。
つくる人:仕上げの手元を撮り、その工程の理由を担当者に聞く。
これは同じ素材をそのまま3回投稿するという意味ではありません。投稿ごとに主役と伝える内容を変え、見た人が新しく知れることを一つ残します。動画なら撮影前に冒頭で見せる場面を決め、説明を詰め込みすぎないようにします。使う音や表現は、投稿先の利用条件も別途確認してください。
今日は一皿だけ、次の一歩を決める
まずは一皿を選び、3つの切り口と撮影担当、公開前の確認者をメモに書いてみてください。全部を今日撮る必要はありません。営業に無理のない場面から一つ試し、撮れなかった理由も残します。
投稿後は反応の数だけでなく、『どの説明に質問が来たか』『店の魅力を正しく伝えられたか』を振り返ります。一度の反応で正解を決めず、次は言葉か場面のどちらか一つを見直す。料理の向こうにある時間や仕事を少しずつ伝えることが、お店らしい発信を続ける土台になると考えています。
お店らしい投稿の切り口や、現場で続けられる撮影の進め方に迷ったら、COcreate公式LINEへ。今の発信で困っていることを一言お聞かせください。 公式LINEで相談する
