料理はきれいに撮れたのに、サムネイルに何を書けばよいか迷う。そんなときは、デザインを始める前に『この動画を見ると何が分かるか』を一文にしてみましょう。サムネイル、タイトル、本編が同じ内容を伝えているかを揃えるためです。今回は通常のYouTube動画を想定した企画・表現の提案です。Shortsの画像設定などの操作説明や、再生数を保証する方法ではありません。
1. 最初に、視聴者への約束を一つ決める
動画で見せたいものが『新メニュー』『仕込み』『スタッフ紹介』と並ぶと、画像にも言葉にも情報を詰め込みたくなります。まず、誰がどんな理由で見る動画なのかを絞ります。初来店を迷う人に料理の量を伝えるのか、料理が好きな人に仕上げの工夫を伝えるのか。目的が変われば、選ぶ写真も変わります。
例えば『初めて来る人に、二人で食べるときの注文例を見せる』という約束なら、完成した料理の並びと、実際に取り分ける場面が必要になります。サムネイルで示した内容を、本編でどう見せるかまで企画に書いておきましょう。
2. 画像と言葉で、役割を分ける
画像は主役を一つ決めます。料理がテーマなら料理、作り手の考えがテーマなら、その人の手元や表情。店内、料理、ロゴ、説明文を同じ強さで並べる前に、『一目で何の動画と分かるか』を確認します。
タイトルは内容を具体的に補います。架空の例なら、画像内の言葉を『二人の注文例』、タイトルを『初めての来店に|二人で取り分ける夕食の注文例』にする考え方です。実際の動画にない量やサービスを足さず、店名だけで伝わらない人にも内容が分かる表現を選びます。
3. 公式の基本を、公開前のチェックにする
YouTube公式ヘルプでは、タイトルで内容を正確に表すこと、重要な言葉を前方に置いて簡潔にすること、読みやすい文字や複雑すぎないサムネイルを心がけることが案内されています。また、撮影時にサムネイル用の写真を残すことも提案されています。下記の公式資料を2026年10月17日に確認しました。
この基本をお店の制作に置き換えるなら、撮影メモに『主役の写真/画像の短い言葉/タイトル/本編で見せる場面』の4欄を用意します。先に完成イメージを決めると、編集時に使える写真がない、伝えたい場面が撮れていない、という行き違いを点検できます。
4. スマホで小さくして、約束が伝わるか見る
完成画像を大きな画面だけで判断せず、スマホで小さく表示してみてください。主役は分かるか。文字は読めるか。料理や顔に文字が重なっていないか。余分な飾りを一つ外して、内容が伝わりやすくなるかも比べます。
その後、本編も続けて見ます。『この画像を見て再生した人が、期待した場面を見つけられるか』が確認の軸です。関心を引く言葉でも、本編に根拠がなければ修正します。撮影に協力したスタッフや写る人への公開確認も、画像と本編の両方で行いましょう。
今日は、次の一本を4行にする
すぐ試すなら、次の動画について4行だけ書いてみます。
誰に:初めての来店を考えている人。
約束:二人で注文する場面をイメージできる。
画像:実際の料理をテーブルに並べた一枚。
本編:料理の説明と取り分ける様子を見せる。
これは架空の企画例です。お店の提供内容に合わせて変えてください。
公開後は、クリックに関する数字だけで良し悪しを決めず、視聴の様子や寄せられた質問も振り返り、期待と内容にずれがないか考えます。一度の結果で『正解の型』と決めつけず、次に見直す点を一つ残す。見つけてもらう工夫を、お店への信頼にもつながる発信へ育てていきたいです。
参考:YouTube ヘルプ「サムネイルとタイトルに関するヒント」(2026年10月17日確認)
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